仕事が忙しくなりすぎて全然ブログが更新できず…。その間に仕事機の DeskMini X300 の CPU は Ryzen 5 5600G に換装されておりました。DeskMini A300 にも挿してみたものの、まともに動かず、断念。ROM 焼きコードを使って、むりやり X300 の BIOS にしたりしてみたのですが、ダメでした。
それで、結局予定通り X300 の方に 5600G を取り付けることにしたのですが、この時にCPUクーラーを Cooler Master の G200P から ID-Cooling の IX-30 に変更。ファンは付属のものから Noctua の NF-A9 に換装しました。薄いヒートシンクに 25mm 厚のファンで風量を稼ぎ、しっかり冷やそうという作戦でした。
結果は…イマイチ。定格で負荷をかけると 90℃ に達してサーマルスロットリングが起きてしまうので、CPB を切って運用していました。あと、この IS-30、DeskMini のマザーボードにはヒートシンクを固定するバネが強すぎて、絶妙なネジの締め加減をしなければならないんです。ただせっかく換装したので、半年運用しました。
そこで買ってきたのが大本命、Noctua の NH-L9a-AM4 でございます。ネット上の口コミでも DeskMini には絶対コレ!という声が圧倒的多数。これを無視して G200P やら IS-30 やらを買ってきたわけですが…。最初からこれを買っておけば良かったのかもしれない。
どれくらい冷えるんだろう…と、楽しみにしながら CPUクーラーを換装します。まずは IS-30 を取り外します。CPU とヒートシンクが密着しないのでグリスは厚め。思ったより油分が抜けていて、カピカピになっておりました。定期メンテナンスは大事です。
そして、いよいよ NH-L9a-AM4 を取り付けます。IS-30 と方法はほぼ同じですが、大きく違うのはバックプレートが付属していること。これでネジを締め付けても、マザーボードが反ることはありませんでした。こういうところからの設計がしっかりしているんだなあ…と関心。
ファンは付属のものを使わず、いきなり NF-A9 を採用。これ、NH-L9a-AM4 に付属のネジではなく、普通のドライブベイを固定するときに使うミリネジを、軸の細いドライバで締めるとちゃんと固定できます。わざわざ低頭ネジを準備したりする必要はありませんでした。
この状態でも、シャーシをケースに収めるときに少しあたってしまったので、ハンドニブラーであたってしまう部分をカットしました。見た目にはほとんど影響はありません。実はこれでもケース丈夫の爪が引っかかる部分があたるのですが、ケースの上部を少し持ち上げながらシャーシを滑り込ませると、うまく収めることができました。
早速、Cinebench R23 を10分間実行して、負荷をかけてみます。換装する直前に IS-30 でもベンチマークしておいたのですが、冬になって気温が低いこともあり、IS-30 でも 84℃ でした。ところが、NH-L9a-AM4 は性能が段違い。なんと 75℃! 10℃ 近く低下しています。これには脱帽です。
Cinebench のスコアも 10176 から 10658 に上昇。冷やしきれているので、CPB が効きやすくなったようです。最初からこれを買っておけば良かった…と思いつつも、満足いく換装になったのでした。