もうかれこれ5年以上使っている Let's note SZ5。HDDモデルなのですが、使用初日にSSDをSanDisk SSD UltraII 960GB に換装し、順調に使ってきました。SDカードリーダーも、DVDスーパーマルチドライブも、VGAコネクタもついていて、どこに持って行っても困らない1台なのですが、メモリが 4GB。少々心許ないスペックになってきました。
起動直後からメモリ使用量は 3GB と逼迫。メモリスワップは多分起きている。だいぶ使い込んできたし、SSD を新品に交換してみようかなと思い立ちました。購入したのは KIOXIA EXCERIA SATA SSD 960GB。同じ容量の東芝キオクシアの最新モデルです。これに交換すれば、動作も少しは速くなるかなと思ったのですが…考えが甘かった。
データをコピーして起動させてみると、めちゃくちゃ遅い。初期の SSD であったプチフリどころではない、処理待ちが発生することも。SSD の使用率がずっと100%で、全く処理が追いついていないことが分かります。試しに、ベンチマークを取ってみることに。
リードはやや遅めですが、ライトは速い。このスコア差で体感差が出るとは思えない。なのに、圧倒的体感差。アライメントも合っている。結局、KIOXIA の SSD への感想は諦め、Sandisk のSSDに戻すことにしました。戻すと体感は元通りに。
実は、SanDisk SSD UltraII 960GB は DRAMキャッシュ搭載、KIOXIA EXCERIA SATA SSD 960GB は DRAM キャッシュ非搭載のモデル。正直、今時の SATA 性能上限いっぱいまで使い切っている SSD で体感差はないでしょう、と思っていたのですが、DRAMキャッシュはとても大事だったようです。
システムディスクには DRAMキャッシュ搭載のものを必ず選ぼう、と心に誓ったのでした。