お正月に購入した DeskMini A300 のセット。いろいろなCPUを挿したり、メモリの性能をテストしたり、いろいろなことを試してきましたが、仕事で使えるように仕上げてみようと思います。
まず、CPUクーラーのファンは結局 Noctua から、元の MasterAir G200P に付属していたファンに戻しました。やっぱり、こっちの方が 3℃ くらいよく冷えます。余った Noctuaのファンはどうしようかな…。
そして、M.2コネクタに WiFiカード を取り付けます。WiFiカードは、ジャンクのノートPCから取り外したものを使います。そこに、Amazonで買った格安のアンテナを接続しました。互換品を使う場合は WiFiカードの端子の規格に注意が必要です。今回は IPEX 4 という規格でした。
WiFiカードとアンテナの配線が少し鬼門でした。最初はVRMのヒートシンク側を通してテストすると電波が途切れてうまく動かなかったので、メモリ側を通してみるとうまく動きました。電波に影響する何かがケース内で干渉するようです。
アンテナの端子の規格は RP-SMA。2本のラジオペンチを使って締めました。取り付けて分かったことですが…このアンテナ、思ったより大きい。長さが DeskMini の長辺くらいあります。しっかり電波がキャッチできそうです。
あとは、増設のUSB端子をケースに取り付けます。純正ではなく、変換名人の互換品を入手して取り付けましたが、配線を工夫すれば大丈夫です。余ったコードをUSB端子の周りに巻き付けるように両面テープで固定しました。
最後に2台目のM.2 SSDを追加して、ケースに収めます。配線が増えて入りにくくなりましたが、ケースの穴の隙間から精密ドライバを使い、配線をうまく動かして押し込みます。ネジを締めたら、ケースに防塵フィルタを貼って完成です。
EaseUS Todo Backup で作成した USBメモリでデータを移し替え、必要なソフトウェアをインストール。特に不具合もなく、作業がすべて終わるまで、全く快調に動いていました。心配していた発熱もこの程度ではたいしたことはない様子で、ファンもそんなにうるさくなりません。仕事で使用しても問題なさそうです。
最後に、仕上がったPCのスペックを備忘録としてまとめておきます。HDDレスのPCを作ったのは初めてになりました。M.2のSSDも贅沢に2台使用しています。第4世代Ryzen APUが出たら、Zen2 で Office を動かすと絶対に速いと確信している(*1)ので、交換する予定です。
仕事機の状況 備忘録
OS:Windows 10 Home 64bit
Motherboard:ASRock A300M-STX (DeskMini A300)
CPU:AMD Ryzen 5 3400G (cTDP 35W)
CPU Cooler:Cooler Master MasterAir G200P
RAM:Crucial CT2K16G4SFD832A (DDR4-3200 native CL22 16GBx2)
SSD1:Samsung 960 EVO MZ-V6E500 (500GB M.2 NVMe)
SSD2:Crucial P1 3D NAND CT500P1SSD8 (500GB M.2 NVMe)
SSD3:Micron 1300 SATA TLC SSD (2TB SATA)
LCD:Iiyama ProLite B2888UHSU (28" 4K)
Case:ASRock DeskMini A300
これで、数ヶ月ぶりに Ryzen 5 3600 を自宅に呼び戻すことができるようになりました。ついにメイン機の Athlon 3000G を交換できます。GTX1070 も余っているし、なかなかいいスペックになりそうです。
*1…仕事機のCPUを Ryzen 5 2600 から Ryzen 5 3600 に換装したときに、Excel や PowerPount の起動が爆速になったのを体感済み。Zen2 は Zen、Zen+ よりも明らかに性能が高いです。第4世代 Ryzen APU が早く発売されないかと切望しています。