gp500physics’ blog

元・GP500 Physics 開発ブログです。

LG製の WQHD 144Hz ディスプレイを買ったら 4K 以上の大満足だった話。

1月にEIZOの4Kモニターを買ったばかりなのですが…。サブモニターも買い換えてしまいました。

今回購入したのは、LG UltraGear 27GL83A-B。PayPayモールのポイント還元で実質3万6000円くらいで購入することができました。え? 3万円台なの?! と、見つけた瞬間ポチってしまっていました。

スペックは、27インチIPSWQHD (2560x1440)、リフレッシュレート144Hz。今の24インチWUXGA (1920x1200)なサブモニターを買いかえるならWQHD、144Hzは必須だよね…と思ってたら、ドンピシャの製品が目の前に現れた感じです。

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箱を開封すると、「ディスプレイクオリティレポート」なる紙が一番上に添付されていました。よく読むとカラーキャリブレーションをちゃんと行いましたという内容です。ドット抜けまで検査されているのかはよく分かりませんが、1台ずつ検査されているということに好感が持てます。

組立はパネル側の本体にスタンドをはめ込むだけ。一瞬でできあがるのですが、はめ込む部分の方向がわかりにくいので、先にはめ込む方向をしっかり確認しておく必要があります。

さて、ノングレアの液晶ですので、気になる映り込みのチェックから。まずは買い換え前のWUXGAモニター、ASUS PA248 との比較です。解像度が上がっている分、映り込みはどうしても大きくなってしまいます

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左がLG UltraGear 27GL83A-B、右がASUS PA248。EVAマットの映り込みの具合にははっきりとした差が。※わかりやすくするためISO感度を上げて撮影しています。どちらも映り込みはほとんどありません。

続いて、EIZOの4Kモニター FlexScan EV2785との映り込みの比較です。こちらはややLG UltraGear 27GL83A-B の方が映り込みが小さいです。ただ、4Kな FlexScan EV2785 がここまで映り込みを押さえ込んでいるのはやっぱりすごいです。

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左がFlexScan EV2785、右がLG UltraGear 27GL83A-B。解像度が低いLGの方がペットボトルの映り込みがやや少ない。※わかりやすくするためISO感度を上げて撮影しています。どちらも映り込みはほとんどありません。

一通りチェックが済んだところで、電源を入れます。OSがモニターを認識すると、144Hzの世界が。マウスカーソルの動きだけで違いが分かります。ぬるぬる動き、めっちゃスムーズ。正直、ここまで変化があるとは思っていませんでした。

真横に並べた FlexScan EV2785 との使用感の差ですが、4K 60HzよりもWQHD 144Hzの方がいい体感かもしれません。4Kモニターはスケーリングを150%で使用しているので、実質WQHD相当。実質的な解像度ではどちらも同じような環境になっています。

使用している感じでは解像度の差はほとんど感じない。そこで感じるのは、リフレッシュレートの差。あれ?こっちの方がいいじゃん! となってしまいました。これまで4K信者な感じがありましたが、打ち砕かれました

さて、せっかくモニターを交換したので、ゲームをプレイしてみます。プレイしたのは、バイクレースゲームのMotoGP19です。グラフィックカードは RTX 2060 ですが、性能に問題はない模様。144Hzになったことで、マシンの細かい挙動がより見えるようになりました。やっぱり違う

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GeForce Experienceの機能「FPSカウンター」を使い、フレームレートを表示させたところ。ちゃんと144fpsがでている。

具体的には、コーナーに入るときのブレーキングや、左右の切り返しの反応が良くなりました。ゲームコントローラーのボタンを押してからマシンが反応するまでの早さが良くなった感覚があります。

そのおかげで、マシンの小さな挙動の違いに気づけるようになり、セッティングもどんどん進む。結果、全く乗りこなせなかったスズキのMotoGPマシンで勝利を量産できるようになりました。クラッシュしまくりから、普通にぶっちぎれるように。これが144Hzの効果か!

ちゃんと状況が見えるってすばらしい。というか、リフレッシュレートめっちゃ大切! をはっきり体感しました。違いが分かる画像などを準備できないので、文字だけでの表現になってしまうのが残念…。

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モニターの設定はLGロゴの下のスティックで操作。ブラックスタビライザーのおかげで明るさ(輝度)を0にしても全く問題ない。

 あと、うれしい機能としてフリッカーフリーと、ブラックスタビライザーがあります。フリッカーフリーは目を守るためには必須条件の機能です。画面のちらつきは全くありません。

すごいのは、ブラックスタビライザー。暗部を明るく補正してくれる機能なのですが、この機能のおかげで輝度を最低まで下げても問題なくゲームがプレイできてしまいます。おかげで、目に負担をかけない状況でゲームが快適プレイできるようになりました。

本当にいいのかなあ…と思いながら購入した LG UltraGear 27GL83A-B でしたが、結果は満足、大満足! 感動はお値段 2倍以上の FlexScan EV2785 を上回りました。両方ともフレームレスデザインで見た目もスッキリ。2020年のモニター環境、不満なく完成です!