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元・GP500 Physics 開発ブログです。

タスカムのスピーカー VL-S3BT を衝動買いしました

上の記事を見ていて、欲しくなって衝動買いをしてしまいました。それまで使っていたスピーカーはヤマハの NX-50。メイン機のオーディオインターフェースヤマハスタインバーグの UR22 の相性もよく、特に不満も感じていなかったのですが、欲しくなって買ってしまいました。

買ってしまったのは、タスカムの VL-S3BT。PayPay モールで安く見つけた黒モデルを購入しました。早速、外観を確認してみます。

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正面には大小2つのスピーカーユニットがついています。小さい方は高音担当のツイーター、大きい方は中低音担当のフルレンジでしょうか。背面は増強された低音が出てくるバスレフポートと、入力端子が並びます。

少し驚いたのが左右のスピーカーを結ぶところで、電線を直接ターミナルで固定するようになっていました。高価格帯のスピーカーはこれが多いので、ちょっと高級感があっていい感じだと思いました。

電源スイッチはいいとして、音量つまみが背面にあるのはなぜ?と思いましたが、正面につまみをつけるスペースがないので、ここに来たという感じでしょうか。一度音量を決定したらいじることは少ないので、まあ問題ないかな?

接続作業をして、いざ音を鳴らしてみますが…鳴らない。え?! と思って結線を再確認しますが、きちんとつながっています。Bluetooth での入力にも対応しているので、そちらに切り替えるとちゃんと鳴ります。まさか不良品

いろいろ試しているうちに、問題解決。このスピーカーは入力が 2系統あるのですが、どうやらこの 2系統は内部で直接結線されているらしく、電流の逆流が起きて同時使用ができないようです。2つの入力は「排他」って書いておいて欲しかった…。

仕方がないので、今まで使ってきたヤマハ NX-50 も併用することにしました。メイン機は VL-S3BT へ、それ以外は NX-50 へ接続することにしました。これまではサブ機の音声出力をつなぐところがなかったので、NX-50 の空いた 1系統に割り当てることにしました。

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さて、肝心の音質の話へ。先に断っておくと、このスピーカーを設置するデスクは18mm のパイン材で作った自作デスクです。テーブル下にスピーカーを置く棚を作ったのですが、スピーカーが巨大な箱で覆われた状態になるため、低音がすごく増強される状態になっています。

NX-50 はこのデスクの構造のおかげで、スピーカーのサイズの割にはよく低音が鳴っていました。さて、VL-S3BT はどうでしょうか? 当然ですが、鳴らし始めはスピーカーユニットが馴染んでいないので、硬めの音です。

エージングを 1週間、2週間と重ねるうちに、低音が徐々に出てきました。現在 1ヶ月、かなり低音が出るようになりました。最初は NX-50 の方が低音があるなあ、と思ったのですが、すっかり逆転しています。

そして、はっきりと違いが分かるのは高音。ツイーターのおかげで音の輪郭がはっきりした感じになりました。普段からアニソンか同人しか聞きませんが、音源によってマスタリングの良さ・荒さを感じることができるようになりました。

音ってあいまいなもので、すべては自分の感覚です。でも、少なくとも NX-50 よりもワンランク上の音の世界が手に入った気がします。ここまで音がいいのなら、2系統の入力が排他仕様なのも納得。音質のダウンを極力防ぐ回路設計なのだと思いました。

新しい音楽ライフ、楽しんでいきたいです。