ASRock X570M Pro4 と Ryzen 9 3900X を組み合わせるため、メイン機を一時的に MINUET 350 に移植しました。マザーボードは B450M Steel Legend、CPUは Ryzen 5 3600、メモリはMicronのネイティブ3200、M.2 SSDは修理から帰ってきた Plextor M8Se、VGAは Low Profile対応のGeForce GTX 1050 Ti という構成です。他にHDD1台とSATA SSDが2台あったのですが、なんとあっさり入ってしまいました。
このMINUET 350、名前から分かるように電源が 350W しかない。あまり電力を食わないように、でもそこそこパフォーマンスが出せるようにセッティングしました。CPUは UEFI の AMD Overclocking の項目の Eco-mode を 45W に変更した上で、Precision Boost Overdrive の中にある Max CPU Boost Clock Override を +200MHz に設定。Ryzen 5 3600 は "X" なしモデルですが、どうやらこんな設定でも動くみたいです。
これでシングルスレッドのパフォーマンスをなるべく維持しつつ、マルチスレッドのパフォーマンスを抑えてピーク電力を下げる方向にしてみたのですが、この状態で Cinebench R20 をとってみると興味深い結果が。
左が定格、右が今回の設定でのスコアです。狙い通りマルチスレッドはスコアが下がり、シングルスレッドはスコアが上がりました。驚いたのはCPUのクロックで、4381MHz まで上昇していました。+200MHz の設定をしたとは言え、CPUクーラーはローハイトモデルの Scythe BIG Shuriken。ここまでクロックが上がることは予想外でした。
仮のメインPC、なかなかコンパクトで良い感じに動いているので、しばらくこのまま使いつつ、Ryzen 9 3900X のセッティングを詰めたりして遊びたいと思います。
メイン機の状況 備忘録
OS:Windows 10 Pro 64bit
Motherboard:ASRock B450M STEEL LEGEND (AMD B450 Chipset)
CPU:AMD Ryzen 5 3600 @ 45W
CPU Cooler:Scythe BIG Shuriken w/ Cooler Master MasterFan MF120L
RAM:Crucial CT2K16G4DFD832A (@DDR4-3600 CL26 16GBx2)
VGA:MSI GeForce GTX 1050 Ti 4GT LP (GeForce GTX 1050 Ti)
USB Sound:Steinberg Yamaha UR22 w/ iFi-Audio iPurifier3 B Type
Speaker:Yamaha NX-50
SSD1:Plextor PX-512M8SeG (512GB M.2 NVMe)
SSD2:Samsung SSD 860 QVO (1TB SATA)
HDD1:Toshiba MD04ACA400 (4TB, 7200rpm)
LCD:Iiyama ProLite B2888UHSU (28" 4K)
Sub LCD:ASUS ProArt PA248Q (24.1" 1920x1200)
Sub LCD:Mitsubishi Diamondcrysta RDT233WLX (23" 1920x1080)
PSU:Antec MT-350 (350W 80PLUS)
Case:Antec MINUET 350
