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元・GP500 Physics 開発ブログです。

Silencio S400 TG に簡易水冷を取り付けました

Cooler Master Silencio S400 TG に取り付けるマザーボードを ASRock X570M Pro4 に変えてから、ケース内に光るものがなくなり少し寂しい見た目になってしまっていたのですが、先日のAmazonサイバーマンデーセールで光る簡易水冷を買ってしまいました。買ったのは、Corsair H100i RGB Platinum。240mmラジエーター搭載の簡易水冷です。

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カタログ上では280mmまで取り付けができることになっているので大丈夫だと思ったのですが、本当に Silencio S400 TG に取り付けできるか、ドキドキです。結論から言うと、まあまあ面倒くさかったです。

CPUの水枕になる部分は、全く問題なし。AM4マウントに手回しネジでつくので、めちゃくちゃ楽でした。問題はラジエーター部分です。前面ファンがラジエーターの分だけ分厚くなるので、HDDのマウンタを一番後ろにずらす必要がありました。若干ゴチャゴチャした感じになってしまったので、HDDと電源側のエアフローに問題はないか、今後気をつける必要があります。

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この H100i RGB Platinum、ファンの電源ケーブル以外に光らせるための電源ケーブル、光の色をコントロールするUSBケーブルと、普通よりケーブルが多いのですが、Silencio S400 TG の裏配線スペースがそこそこ広いおかげで難なく配線することができました。

最終的にポンプの回転数の配線ができなかったのですが、ポンプはSATA電源で駆動しているので、しばらく回転数が分からなくても大丈夫だと思います。またファンの延長ケーブルでも買ってきて、開いているポートにつなぎたいと思います。 さて、いよいよ電源投入です。どんな感じに光るのか…。

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予想以上にピカピカでした! こんなに光ると、見てて飽きないです。冷却性能は前の Cryorig H5 Universal V2 よりもありそうな感じで、Ryzen 9 3900X でエンコードをしてもとりあえず80℃を超えない範囲で収まっています。

電圧を +0.05V して Ryzen Master から Creator Mode(PPT:225W / TDC:110A / EDC:200A)を設定した状態でエンコードをすると、さすがに90℃台後半まで上がってしまいましたが、普段はそんな使い方はしないので、大丈夫だと思います。

ちょっと気になる点としては、ケース内の温度が上がってしまっている点。ラジエーターからCPUの排熱をケース内にまき散らしているので、当然といえば当然なのですが、リアファンにもうちょっと仕事をして欲しい…と思って作ったのがこれ。

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Silencio ファンの2段重ねです。フロントに簡易水冷のラジエーターがついたので、余った Silencio ファンをくっつけました。これでファンの回転数を上げなくとも、風圧が上がってリアファンからの廃熱がちょっと力強くなりました。効果のほどは「?」ですが、こんなことができるのも自作PCの醍醐味だと思います。

さて、簡易水冷にしたことによるパフォーマンスに変化は? 気になるところですが、 X570M Pro4 の性能を引き出すのに手こずっている(なぜかTMPGEncで B450M Steel Legend のスコアをなかなか超えられない!)ので、じっくりと設定を詰めてからブログにまとめたいと思います。

 

Silencio S400 TG を初めて手にしたときの記事はこちらからどうぞ。

Corsair H100i RGB Platinumを装着したベンチ結果はこちらからどうぞ。